みうらじゅんさんの「いやげもの展」に行ってきたよ!

私にとってMJとは、マイケルジャクソンではなくみうらじゅんです。

これ、実は開催されているのを知らなかったんです。
女子流のタワレコイベント前に時間がそこそこあって、なんとなくパルコアートのスケジュール見てみたら 「いやげもの展」 って書いてあったから即決した、という勢いだけで行ってきた展示です。でもおもしろかった。

いやげもの展

最初は「フィギュ和の世界」からスタートだったかな。
その名の通り、必要以上に和のテイストなフィギュアがダーッと並んでいるさまは圧巻でしたね…。
見ているうちに感覚が麻痺してきて、『あれ…?なんかかわいいかも…?』と思え始める自分が少し怖かった。
まぁしかし、こんなのは序の口です。

いやげもの展

その次が「カスハガ」。個人的にいちばん好きなのがここでした。
これは、お土産の定番である『10枚1組の絵葉書セットの中に紛れ込んだ、枚数合わせのためのカス的ポジション絵葉書』だけをピックアップしていたコーナーです。
たしかに10枚1組の中にあるとあんまり違和感を覚えないんだろうけど、よく見ると『…おかしいよね…?』と思うような葉書がこれでもかとばかりに並んでいましたねー。
ちなみに、この展示の入場時に『おまけ』としてもらえるのが、この「カスハガ」っぽいです。オリジナルを作ったのか、既存のものを流用しているのか分かりませんが、自分のを見る限り後者な気がします。なんだか味わいがあるんですよね…。しかしこれをどうしろというの…。使えないよ…。(悪い意味で。)

いやげもの展
いやげもの展

その後は、天狗やひょうたんのコーナーなどが続きます。
どのコーナーでも、自分の笑いのツボに入るいやげものが一つはあるのが凄いと思いました。MJの審美眼。(審「美」眼?)
あと、やっぱり単純にボリュームだけ見ても凄い。見るだけでグッタリするくらいの量があります。
これ何年かかって集めたのかなー。家ではどうやって保管してるのかなー。


下の写真は「プリ貝の世界」のものです。プードルを貝で表現したいやげもの感…素晴らしいですね…。

「甘えた坊主の世界」「二穴オヤジの世界」は懐かしくて思わずガッツリ見てしまったエリアでした。懐かしいって思ったのは、10年くらい前に読んだいやげものの本でものすごく印象に残っていたからです。たぶんこれ。

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あと、いま見てたらカスハガの本も出てるのね。これは欲しいかもしれない…。

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いやげもの展

…で、その「甘えた坊主」および「二穴オヤジ」は、ナマで見てもやっぱり感慨深かったです。
「甘えた坊主」はベイビーフェイスなようでいて、なかなかに刺激的なデザインのものもあったりして、その場を離れがたい引力を持っていましたね…。坊主怖い…。

いやげもの展

「二穴オヤジ」は、実は昔、家族旅行でよく行っていた那須あたりのお土産屋さんで結構見かけていたものだったりもしたので、そういう意味での懐かしさもあったりしました。
しかも100個くらいあって、『オヤジの繁殖力ハンパない…!』と思いましたね…。どうやって伝播していくんだろうね、こういういやげものって…。

軽く見るつもりが、そのボリュームと内容に引き込まれて、結局30分くらい(それでも女子流イベントがあったから、かなり急いだつもり。)見てしまった「いやげもの展」。
500円の価値はじゅうぶんにありました。
あと半月くらい開催しているので、近くに用事がある方はひやかしてみてもいいのでは、と思います。ハマるひとはハマるから。
グッズもけっこういいかんじのものが多くて、今更ながらTシャツが欲しくなってきていたりします…。通販とかやってないのかな。期間中にグッズ買うためだけに再度行くか…?