夏休み真っ盛りですが、ギャラリーなどに行って意識高く過ごしています!!!
私、これ以上ハイセンスになってしまったらどうしよう!!!
すいませんでした。
そんなわけで、本日のエントリは8月22日まで 資生堂ギャラリー にて開催されている「たよりない現実、この世界の在りか」です。
これ、Twitterだったかな?なにかで最初に見かけた時は全然惹かれなかったんです。
だって「たよりない現実、この世界の在りか」っていうタイトルが、哲学的すぎて、『これはかなりハードル高そうな展示なのでは…』と思ってしまったからです。
しかし数日後…。
同じくTwitterで流れてきた、展示の写真を見て、私の考えは180度変わります。
そこに映っていたのは、『どこかのホテル…?』と思ってしまうような、クラシカルで上品なドアの並んだ赤い絨毯の廊下だったのです。
銀座資生堂ギャラリーにて8月22日(金)まで、現代芸術活動チーム目【め】による「たよりない現実、この世界の在りか」展が開催されています!なぜかホテル空間の展示会場。。。ラストの部屋で感覚の新体験が!!! pic.twitter.com/SjM9YjYOZp
— アート PR Maiko☆ (@cocomademoi) 2014, 8月 5
正直、厳しいかな…と思っていた都合もなんとかつき、一路銀座へ。(ちなみに銀座とはいえ、資生堂ギャラリーはJR新橋駅からのアクセスが良いです。)
実は資生堂ギャラリーは初めてだったんですが、想像通りに品のあってお高そうな資生堂ビルを前に若干ひるむ私。
そんな私には目もくれず、楽しげに入っていったご家族が居たので、そこに紛れるように入場しました。高そうな場所はだいたい怖いチキンです。でも資生堂ギャラリーは入場無料ですので皆様ご安心ください。
入場時から度肝を抜かれる
これ、ネタバレにもなるし、驚きとともに体験してほしいので詳しくは書きませんけど、入場からして『えっ!?』ってなります。
入場前は意図的なのか、設営の都合だったのかはかりかねましたが、展示を観終わった後には『これは意図的なんだろうなー』と思いました。
「たよりない現実」への入口としてマッチしていたな、と。
これはホテルだ!!!
そして展示の本格的な入口に着くと、そのあまりのホテルらしさに驚きます。
『これ本当に展示なの?もともとこういう造りなんじゃないの?』と思うほどのリアリティ。
ちなみに入口近くに「館内案内図」があるので、これを貰うのを忘れずに。
まさにホテルの館内図といったデザインのパンフレットに、『ビューポイント』も記載されています。
現実があやふやになる
ビューポイント以外は完全にホテルの様相であるこの展示。
でも、不思議なビューポイントを体験することにより、そんな『ホテルだと認識している現実』はあやふやになってきます。
楽しいんだけれど、少しクールダウンするかんじ。
個人的に印象に残ったビューポイントは、隣り合った部屋の、あるトリッキーな仕掛けです。
行けるひとは絶対に行ったほうがいい展示
この展示、体験型ということで、そのタイトルとは裏腹にかなりハードルは低いと感じました。
なので、エントリを読んで気になったひとには強くお勧めしたい展示です。もう一度書くけど、資生堂ギャラリーで8月22日までです!(月曜はお休みです。)
『分かりやすい』ということと、『作者の意図をきちんと汲み取れている』というのとはイコールではないし、私の現実は揺らいだけれども、それ以上のものを感じ取れる感性のひとはたくさんいると思うので、自分が書けることは正直この程度です。
でも、だからこそ、他の一人でも多くのひとに観てもらいたいなぁ…とそんなことを思ったりした真夏の昼下がりでした。
ちなみに資生堂ギャラリーの入っている資生堂ビルの一階は資生堂パーラーのショップになっているので、お土産でも買って帰ればいいと思います!
資生堂ギャラリーのスタッフさん優しかったし!