突然ですが、私の数少ない自慢ポイントに『嗅覚が鋭い』というものがございます。
この嗅覚っていうのは五感の話ではなくて、むしろ第六感的な?そういうスピリチュアル的な?魂レベルの話的な?
そういうやつです。
つまり、『これは好き!』ってなりそうなものが近づいてきているときに察知できるんですね。
妖怪アンテナかよ。
前置きが長くなったんですが、現在、世田谷文学館で開催中のヒグチユウコさんの「CIRCUS」。
これも、なんとなくTwitterを見ていたときに妖怪アンテナがとらえたもの。
ヒグチユウコさん、数冊の絵本を出されていたり、ハイブランドとコラボしたりされていて有名な方なんです……が、情弱の私はまったく存じませんでした。
でも、「CIRCUS」のビジュアルイメージにビビッとくるものがあった、そして、世田谷文学館の展示なら間違いないと思った──この合わせ技により、足を運ぶことにしました。
……で。
入館していきなりビックリしたことがあってですね。
「CIRCUS」展のミュージアムショップの人気がありすぎるせいで、チケットを買う前にミュージアムショップの整理券を渡される、っていう……。
『まじすか!?』と思って渡されたミュージアムショップの整理券を確認すると、現在時刻(入館時刻)から1時間弱後の時間帯が。
『1時間弱で展示を見てミュージアムショップ待機列に並べってこと!?』と青ざめながらタイムアタックをスタートさせました。
(なお、後述しますが、この時のシステムだと入館すればミュージアムショップに入れたようですが、現在はCIRCUS展を見た人がミュージアムショップでの買い物ができる……というシステムになっている模様)
【大切なお知らせ】大好評のCIRCUS展ですが、会期後半に向けて来場の皆様の安全確保のために、チケット販売方法などを変更させていただきます。詳しくは下記をご覧ください。https://t.co/7VKRrymOkb pic.twitter.com/i1jVL3JuGY
— ヒグチユウコ展 CIRCUS (@higuchiyukoten) February 26, 2019
この時間制限は本っっっ当につらすぎた!
だって展示されているもの、ぜんぶ可愛いんだもの……!
そもそも、ヒグチユウコさんの描かれる絵は、ものすごく緻密に描き込まれた線が特徴。
そんなに丁寧に描かれたものを軽く流し見なんてできる?いや、できないだろう。(反語表現)
さらに、展示物は絵だけではなく立体物もあり、それらもヒグチさんのタッチを見事に立体に昇華させているものばかり。
加えて、イラストも立体物も展示のしかたがとても良いんですよ。
展示ケースへの写り込みを考慮していたり、和室エリアを作って場の中にとけこませていたりしていて。
こういう展示って作者の意図はどこまで入るのかな?
世田谷文学館って(まだ3回しか行けてないけど)展示の見せ方がすごくうまい気がするんですよね。
だから展示に関しては、世田谷文学館側からの提案もあるのかな?とか考え始めちゃったりして。(そしてこれが時間のロスにつながる)
毎回、堅苦しくなりがちな『文学』を軸に展示をしているのに、ここまで柔らかく楽しく見せられるのはすごい。
どんな展示があったのか画像でも貼りたいところですが、CIRCUSは『写真撮影は禁止』となっています。
でも、撮影可能だったとしても、あんなに丁寧で幸せな空間をそのまま切り取って伝えることは私には無理なんですけどね。
体験しないとわからない!
壁にさりげなく直筆イラストが描かれていたり、大きな作品の間を縫うように小さな作品が展示されていたり、細かいところまで遊びと愛を感じられるのが自分にはすごくグッときました。
だからこの空間を一人でも多くのひとに体験してもらいたいな〜って思います。
CIRCUSのポスターになにか感じるものがあったひとは是非行ってほしい!
てゆか、私のブログを見てる方だとか、私のTwitterでのフォロワーさんだとかには絶対刺さると思うんですよね。
はっきりした理由はないんですけども……。
とりあえず、会場の雰囲気が分かりやすい画像のある公式のツイートを貼っておきますね。
サーカス展はいよいよ明日開幕!今日の内覧会では黒色すみれさん@SumireKokusyoku の特別な生演奏も。
明日からの開幕をお楽しみに!@nekonoboris @SETABUN pic.twitter.com/TF5TICmWWS— ヒグチユウコ展 CIRCUS (@higuchiyukoten) January 18, 2019
展示スペースの撮影は禁止ではあるものの、実は、イベントスペースは撮影可能で、しかもけっこういろいろとディスプレイされているので、そのあたりをちょいちょい貼ってこのエントリを〆ます。
これは入り口。
ここはイベントスペースの壁?仕切り?
『とびだし坊や』的な。
みんないい表情してる。
ちなみに、これを書いている3/22に9歳の娘と再訪しまして(娘は初めて)ミュージアムショップの利用方法が変わっていることを知りました。
初回来訪時はギャラリーショップはCIRCUS展を見て居なくても入館すれば入ることができる?という感じでしたが、現在はCIRCUS展を見た人のみギャラリーショップに入る&お会計ができるシステムになっている模様。
初回来訪時にはあったグッズもいくつかなくなっていたりしましたし、文学館側の予想以上に盛況なのかも?
……とはいえ、展示スペースはそこまで混雑している印象もなかったです。快適に見られました。
この屏風、初回来訪時にはなかったような気がしたので、記念に。
風神雷神かわいいな〜。
DSで写真撮影をする娘の図。現代っ子ですね。
これは初回来訪時にはギリギリ残っていたガチャガチャを2回やって、娘のお土産としたところ、娘がグルーガンなどでよくわからないジオラマ的な何かをつくった時の記念写真です。
そんなわけで、文章をまとめるのが遅くなってしまったことにより、すでに会期は残すところあと1週間程度なわけですが(!?)どうしても書きたい記事だったのでアップしました。
みんな行くといいよ〜。
私はこの本の原画が楽しかったです!!!!!
こんな記事もあるよ!