ユレルランドスケープについては気になっていたことがあって。
それは、推しである雅春奈ちゃんのこと。
実は雅春奈ちゃんは去年の4月からユレルランドスケープになったメンバー。
そう、オリジナルメンバーではないのです。
この『オリジナルメンバーではない』という事実はヲタクが思っている以上に春奈ちゃんにとって重圧になっているようで、MCやTwitterで何度も言及されていたことなののです。
華やかで派手さもある容姿の春奈ちゃん。
でも中身はものすごく真面目なことは、ライブに何度か通えば、もしくは彼女のSNSを追えば、伝わってくること。
だから私はものすごく心配だったのです、春奈ちゃんが『オリジナルメンバーではない』ことを気に病みすぎて空回ったり、パンクしてしまったりすることを。
そんなふうに気を揉んでいるうちに、4月9日。
ユレルランドスケープが今の体制になってから、つまり、春奈ちゃんが加入してから一年が経ち、アニバーサリーライブの日がやってきました。
現場に足繁く通えているわけではない私は、いわゆる『後方彼氏面』としてステージがぎりぎり見えるくらいの後ろから見ていたのですが、もう……もうほんっとに良かった……!
この距離感でもメンバー全員の真摯さと、同時に、適度な力の抜け具合を感じられたライブでした。
『力の抜け具合』にはネガティブな意味はまったくなくて、これまで春奈ちゃんを筆頭に、全員が気を張っていたような空気が、とても良い雰囲気にほどけていた気がしたのです。
力っていうか、力みなのかな。
私にはその姿は『この4人なら大丈夫』という空気に感じられました。
それはもう一曲目から感じられたから、この日のライブは最初から最後まで安心した気持ちで見られたのです。
ありがとう。
楽曲は前体制の時のものも含めてぜんぶやったのかな?
初披露の新曲も複数あったのに、さらっとやっちゃうあたりがかっこよかったです。
もちろん全て生歌だし、ダンスもがっつりで、MCはほぼ無し。
これまでのライブで感じた、魂を削っているような鬼気迫るものではなかったとはいえ、それはあくまでも『力み(=気負い)がいい感じに抜けていた』だけの話。
パフォーマンス自体にはもちろん手を抜いてなどいなくて、だから体力&気力はやっぱり相当必要なステージだと感じました。
それでも最後まで疲れを見せることなくエモーショナルシティポップを表現しきってくれた4人の凄さ。
そんな4人の渾身のセトリはこちら。
3パートに分けて24曲を披露で、アンコールはなし。
PLAN-A
- 日常茶飯事
- トワイライト
- mellow
- 上海ガールズ
- How to be loved
- 201
- 憂鬱な街の奇跡
- ミッドナイトシティ
PLAN-B
- 鳴らしてシンパシー
- the Blues
- リーガルハイ
- センセーショナルNo.
- Second me
- Still Alone
- つがい
- センチメント
MASTER PLAN
- The regoto
- 深海のパレード
- さよなら、春
- 夏を探して
- 生きている
- 光の中
PLAN-BとMASTER PLANの間では、メンバー4人が“ユレルランドスケープ”と“エモーショナルシティポップ”とは何なのか悩んで、向き合っていく姿がおさめられた動画が流れて、それを見た後のMASTER PLANの感情を揺さぶってくるセトリに泣かされてしまいました。
ユレルランドスケープって、ステージをハイクオリティで仕上げてきてるけど、人間くささがあって、そういうところが好きだなぁ……ということを改めて感じたかも。
そして、気を揉んでいた『春奈ちゃんの気負い』についてはまったく心配することなかったな、と思えたライブでもありました。