タイトルのテンションなんだこれ。
チームラボ、ご存知でしょうか。
ここ2〜3年はいろいろなところで名前を見かけるので、見覚えがある方もいらっしゃるかと思います。
私は10年くらい前かな?
スヌーピーがいろんなクリエイターとコラボする展示で、「花紅」という作品 を見て衝撃を受けました。
水墨画とテクノロジーを掛け合わせるっていう発想、そして滑らかな動きを実現する技術力。
正直、この展示では他の作品を覚えていません。それくらい、チームラボに心を鷲掴みにされたんですね。
そんでもって、若気の至りでチームラボの求人に応募したりもしてね。
書類選考で余裕で落ちたけどね。
その数年後に某イベントで、当時勤務していた会社とチームラボとの出展ブースが近くだったことがあり、その時は、チームラボのブースに足を運んでは挙動不審に見つめていたりした私です。
それくらい好きなチームラボ。
最近は活動が精力的なこともあって、全く追えていなかったのですけども、森美術館での「宇宙と芸術展」はどうにか時間を作れたので、行ってきました。
私が宇宙展を観に行ったとき、ヒルズではジブリ展も開催されており、なかなかの賑わいでした。
(最初はぜんぶ宇宙展に行くひとの列に見えて『敵が多すぎる…!(?)』と絶望したのは内緒だよ)
宇宙展のチケットは1600円。
結構なお値段だとは思いますが、展示のボリュームもそれなりにあったし、チームラボの作品が楽しすぎたので、妥当 or お安いくらいのレベルではないかと!
曼荼羅セクション
会場内は4つのセクションに分かれています。
正直に言うと、最初のセクションが地味&ややカオスで『あっ…失敗したかな…』と思いました。
だって『宇宙と芸術』って銘打たれている展示で、最初に曼荼羅を見せられるとか思わないじゃん…?
でも、解説とか読みながら見ると面白かったので、食わず嫌いはよくないね…と思いました。このセクション、展示物が意外と多かったですしね。
オーパーツとか好きなひとはハマりそうなセクションです。
ちなみに私は「竹取物語絵巻」を凝視してしまいました。『何百年も昔のひとたちがこれを描いたなんてロマンだよなぁ…。この色はどうやって作ったんだろう…。毛筆美しすぎる…』とかぐるぐるぐるぐる考えながら。
宇宙のノイズで自撮れ!
そしてセクション2。
ここは宇宙をそのまま見せてくれるような作品が多かったかな?
中でも「ブリリアントノイズ」は素晴らしかったです。個人的にはチームラボと1、2を争う作品でした。
以下、作品の概要を引用。
太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねた3 チャンネル・ビデオ・インスタレーションです。コの字型で観客を囲む3 面の大型スクリーンに、太陽の熱核融合で放出される巨大なエネルギー波が映し出され、それに合わせて音が変化するため、まるで太陽の間近にいるような体験ができます。
森美術館 公式ブログ
文章で読むと『???』なんですけど、実際に見ると『!!!』ってなると思います。
「ノイズ」というタイトルながらも、アブストラクトなMVを見ているような気持ち良さがありました。
居心地が良すぎて15分くらいぼんやり見ていたんですけど、その間、自撮りするひとが結構いたことに時代を感じました。
背景が背景なだけに画質めちゃめちゃ悪そうだけど、どうすんのそれ。
謎の異星人フィギュアと、溶けていく昆虫たち
続いてセクション3。たぶん私がいちばん楽しんでいたのがここ。
SNSで目にしたひともちょいちょいいるかもしれない「セクシーロボット」が展示されていたのもこのセクションです。
あとは杉本博司さんの作品があったり。
謎の異星人?のフィギュアがあったり。
その異星人の隣でひっそりと流れていた動画作品に、理由もわからず惹きつけられ、延々と見ていました。
氷がゆっくりと溶けていき、その中で眠っていた?生き物たちが動きだす…という作品。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=kjOs3AIkPYM[/youtube]
BGMはついていなかったし、長さ自体も倍くらいあったかな?
作品の意図だとかメッセージだとかを読み取れたわけではなく、単純に『この映像ってどうやって作ったんだろう…』というところに興味をかられたのです。
実際に氷を使ったのかな?とか、女性の作品なのに昆虫めっちゃ出てくるな?好きなのかな?とか。
製作者さん(瀬戸桃子さん)がめっちゃメッセージを込めてこの作品をつくっていたんだとしたら、ごめんなさい…。
それから、このセクションでは宇宙服(と言っていいのか…?)も面白かったです。
『藻類によって酸素と燃料を生み出して保存できるという想定』『強烈な磁気嵐に耐えるような繊細な毛状の表面を持ち、内部では人類が食べることのできるバイオ植物を生み出す』……夢がある!宇宙旅行が近づいてきている!!!
チームラボの展示だー!踊れー!!!
最後のセクション、セクション4。
ここも、心動かされる作品はいくつかあったわけですが………まぁ、チームラボさんに尽きますよね。
完全に新感覚の体験ですよ。これ。
ちーむらぼさんやばかった。
横でとっちゃったから顔を傾けて見ていただければ。これほぼアングル固定。
これに包まれて、すごいふわふわしてる体験できる。 pic.twitter.com/dYT8btWXBI— みかさん (@micatica) August 19, 2016
これは言葉を尽くして表現できるレベルの展示ではないので、気になった方は六本木に行くしかないです。
そして行って損はないです。
この展示だけで入場料のモトはとれる。(いやらしい言い方)
一度に参加できる人数は限られているので、休日は待つことになるかもしれないです。
でもそれって逆に言えば、一度の参加人数を制限していることで展示を楽しめる保証がされてるってことなのでー。
THE 結論
チームラボ作品「追われるカラス、追うカラスも 追われるカラス、そして衝突して 咲いていく – Light in Space」と「ブリリアントノイズ」は見ておいて損はない!このふたつだけで入場料のモトはとれます!!!
ちなみに、グッズも心ときめくものが多く、ミュージアムショップすらも展示のひとつとして機能していた感がありました。
時間がなかったせいでしっかり見られず、何も買わなかったんですが、せめてカタログは買っておくべきだったかなー…と後悔しています。
これから観に行く皆様におかれましては、私と同じ轍を踏むことはないようにお祈りしています!!!